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今回は、私がどのようにオーストラリアの成績を使ってイギリスの大学に入学したのか、ご説明していきます!
トリニティカレッジの進路指導の先生に聞いても、直接大学に聞いてみないとわからないと言われ軽くあしらわれたりもしました…(まあ、メルボルン大学に入るためのコースでしたのでしょうがないですけど!)
この記事が将来オーストラリアのファンデーションコースから他国大学に受験する方の参考になれば嬉しいです。
英国と豪の大学制度
前置きにイギリスとオーストラリアに共通する大学制度を簡単にお教えします。
日本人は、学部に直接入学することはできず、ファンデーションコースに一年入らなければ学部入学することはできません。(IB,国際バカロレアを所持している人は別)
メルボルン大学を目指していた私は、高校を卒業してメルボルン大学附属のファンデーションコースに入学しました。そこで出たオーストラリアの成績を利用して、イギリスの大学に直接入学しようと、少し無謀な挑戦をしました。笑
イレギュラーな受験形態だったので、留学団体の方も戸惑ったはずです…!
次に、イギリスの大学を受験するに当たって直面した問題をご紹介します。
豪のファンデーションコースの成績は、イギリスで適用外?
まず最初に直面した問題は、オーストラリアのファンデーションの成績がイギリスの大学側は認めてくれるのか?ということでした。
イギリスは、イギリス独自のシラバスがあるので、オーストラリアの授業でつけられた成績を学部直接入学の審査材料として適用してくれるのか否かが問題でした。
興味あるイギリスの大学に一つ一つ確認してみると、とりあえず応募をしてみてくださいと言われたり、UCLの様に独自のファンデーションコースを卒業しないと入学を認められないという学校もありました。返信が一向に来ない大学もかなりありました笑
イギリスの通常受験期間は1月で締め切り
通常、イギリスの大学の応募は、1/15ほどに9月入学の申し込みを基本的に締め切ります。
しかし、例外で留学生は、一応6/30までの猶予がありました。
ただし、枠が少なくなり合格率が下がるので、留学生も基本的には、1月までの出願が好ましいようです。
私は、ファンデーションコースを卒業してから本格的に準備をし始めたので、6/30の最終締め切りに間に合うように出願しました。不利でしたが、こればっかりは、しょうがないです。笑
また、他にもclearingという制度もあります。
クリアリング(Clearing)とは、イギリス大学が9月のコース開始時期に向けて、定員に空きのあるコースの人数を満たすための受け入れを許可するシステムです。
https://www.ukeducation.jp/uk-study-info/clearing/
クリアリングの問題点は、志望する大学にいきたい学部に空きがあるかわからないことと、1大学しか受験できないということです。
クリアリングの募集をしている一つの英国大学のホームページを見てみると、教育学の募集をしていないところもちらほら見かけました。(7/11に閲覧)
当初は、クリアリングのみで挑戦する予定でしたが、
留学団体のと一緒に各大学に問い合わせをしたところ、ブリストル大学からクリアリングの前に通常出願してみた方がいいと言うアドバイスを受けて、ギリギリでしたが志望理由書/推薦書などを用意して申し込みました。
あと少し遅れていたら通常出願できてなかったです….
英国大学受験に必要なもの
次に私がイギリスの出願の仕方のためにどんな準備をしたか説明していきます。
必要書類は、主に卒業証書、英語能力試験の結果 – IELTS/TOEFL/PTE テスト等、志望動機書 (Personal Statement)、推薦状
https://www.ukeducation.jp/uk-study-info/supporting-documents/
私は、オーストラリアの大学の先生に推薦書を書いてもらいました。私のことを、卒業生祝辞代表に推薦してくれたので、良いこと書いてくれそうだなと思い…笑
IELTSは2020年12月に受験した最新のものを提出しました。できるだけ最新のものの方が好まれるそうですが、私はこの受験のためには受け直しませんでした。
一番大事な志望理由書は、時間はかかりましたが、なんとか締め切りまでに書き終えました。
こんな感じで必要書類を準備して、5校志望校を選び受験しました。(UCAS通常出願では、5校までしか受験できないそうです)
そもそもイギリスは、各大学に独自のファンデーションがあるのにも関わらず、オーストラリアの大学のファンデーションを認めてくれるのか否か最後までわからなかったのがとても怖かったです。
留学団体の方も初めてのことだったそうですが、最終的には、無事に受け入れてくれる大学があって嬉しかったです。
受験結果
バーミンガム大学、ブリストル大学、マンチェスター大学の3校から合格を頂きました。
Warwick大学とEdinburgh大学は、不合格でした。不合格理由として、2校とも独自のファンデーションで成績を収めることがが好ましいそうです。
どこかの大学には、オーストラリアのファンデーションを認めてくれないだろうと予想していましたが、本当にその様な大学が実際あったので、注意です!
この合格した3校からマンチェスター大学に進学することにしました。世界大学ランキングや合格難易度率を主な判断材料として、検討し決めました。
メルボルン大学に行きたかった要因として、レベルの高い大学にいきたい+専門性の高く、勉強する生徒に囲まれたかったので、編入するのにメルボルン大学よりランキングが下がる大学に行くのが個人的にすごく気にかかる点でした。
なので、マンチェスター大学の合否が出るまでバーミンガム大学に進学するかそれともメルボルン大学のままにするのか迷っていました。
他の要素としてマンチェスターを選んだのは、就職率が高かったり、教育の充実度が英国内でも高かったり、生活費を安く抑えられることを知って、最終的にこの選択をしました。
教育の充実度のデータは、こちらです↓
European Teaching Rankings(ヨーロピアン・ティーチャー・ランキング)は、学生の教育と学習環境の質に焦点を当てた調査です。
https://www.ukeducation.jp/news/uk-universities-dominate-2019-european-rankings/
最後に
受験結果がわかるまで、とても不安で、進路を悩んでいたりしましたが、無事に進学先が決まって良かったです。ご相談に乗ってくださった方々、ありがとうございました!!
メルボルン大学に行かない選択は、苦渋の決断でしたが、
これから三年間イギリスで切磋琢磨をし、人として沢山成長していきたいなと思います。
応援してくれると嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。