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留学って言葉だけを聞くと同じように感じるけど実際は、色んな面において違うのかな?
そうなんだよね、私も似たようなものなのかなと思って大学留学を始めたんだけど、意外と色んな面において違うことが分かってきたの!!
今回の記事では、高校留学と大学留学の両方を経験した私がその違いについて語っていきたいと思います。
高校留学の特徴
学校の行事がたくさんある
高校留学は、現地の高校に行くので、学校のイベントがたくさんあります。(遠足だったり、社会科見学みたいなのもありました)
この点でのメリットは、友達が作りやすいのと学校生活を通して自然と色んな経験をすることができることだと思います。
その一方で大学留学は、自然と色んな経験をする方が珍しく、自分からクラブ活動に参加したり、友達と違う地域に旅行をしたりと主体的に動かなければこういう経験ができないです。
自炊、洗濯、家事をしなくていい
基本的に高校留学は、ホームステイが一般的なので、家事や自炊はしなくていいというのが前提です。
今振り返ってみると、全てやってくれていてとてもありがたかったなと思います。(日本の家族にも同様のことを思いますが)
少しの利点は、毎日好きなものを食べれるということかも知れません。
アイルランドに高校留学した時は、毎日出される芋料理に嫌気がさして、フードシックになっていた時期もあったので、、、笑
それでも、身の回りのお世話をしてくれていたことに感謝はしていて、それがどれだけ大変なことかと現在の大学留学を通して強く感じます。
友達と遠出がしにくい
これは、未成年だからということに起因するかも知れませんが、夜ご飯を友達と気軽に食べに行くことはできませんし、ホストファミリーにお迎えも頼まなければいけません。そういう面で、気を遣ってしまうし、夜は危ない印象でした。
大学留学ともなれば、いい意味でも悪い意味でも自己責任なので何時まで遊んでいようと自分の自由です。
日本に一時帰国ができない
基本的に留学斡旋会社を通した留学の場合、一時帰国は余程のことがない限り厳禁です。
これが、私の中で一番きついことでした。もちろん自分から決意した高校留学でしたが、1年間一度も日本に帰らず現地で過ごし続けるのは、当時まだ16歳だった私には辛かったです。しかし、この縛りがあったからこそ、ひと回り大きく成長できたのだと思います。それに比べて、大学留学は、帰りたい時に日本に帰れるし、そういう面で心の持ちようが気楽です。あの辛さをもう2度と味わうことはないんだと考えると少し寂しいような嬉しいような複雑な心境です。
自由さが圧倒的にある大学留学に比べて、高校留学は縛りの中でも沢山の経験ができて良かったなと振り返って感じました。
高校留学について気になった方はぜひこちらの記事を参照してみてください。
大学留学の特徴
さて次は、大学留学の特徴についてまとめていきます。
自由な学校生活
大学留学は、自由です。日本の大学でも同じように本当に自由です。
大学に行かなくても誰も怒らないし、講義に参加しなくても誰も気にしません。出席も教授がするのではなく、オンラインで出席ボタンを押せばいいだけなので、講義に出席しなくても誰にもバレない気がします。(安心してください、私は全ての授業に出席していますよ!!笑)
その一方で高校留学の時は、きちんとそれぞれの時間の担当の先生が逐一出席を確認していました。
こういう面で、大学は自己責任に重きをおいている教育環境なのだなと実感します。
この点は、日本の大学と高校でも同様の相違点なので、留学特有のことではありませんが、個人的に大人になるとはこういう事なんだなと感じます。笑
主体的に行動しなければいけない
高校留学の特徴でも述べたように、現地の高校は沢山のイベントを催していて、何もしなくても色んな場所に行けたりしました。
しかし、大学留学は、与えられる機会は少なく、自分からコミュニティを広げていく重要性を実感します。
自分から行動して積極的に行動しなければ交友関係も広がらないし、逆に自ら社交の場に行くことによって色んな人との出会いができます。
この点では、大学留学に対してとても大きいアドバンテージを感じます。
同じ環境下、同じクラスに1年間いて同じ交友関係しか持てなかった高校留学と自分が動けば動くほど色んな人と出会って色んな文化交流ができるのはとてもいいことだと感じるからです。一つのコミュニティに属さず、色んな人と関わることができます。
また、自主的に行動することを通して自分自身も成長しているのではないかと考えます。
私自身、最近は、アーチェリークラブに入会してみたり、多国籍の友人を誘ってカフェに行ったり、国際交流のアフターヌーンティーに参加したりして、積極的に行動するように心がけています!(何事も最初は、億劫なのですが、いざ交流の場に行くと楽しいことがほとんどです笑)
他にも私が在学中のマンチェスター大学には、International society やJapanese societyがあり、社交の場を設けてくれているので、その機会を大いに利用しています。
International societyは、毎週水曜日と金曜日の午後にお茶会を開催していて、そこの場に行くたびに新しい人と出会うことができるので、とても楽しいです。高校留学の時は、そういったものがなかったので、大きい大学に入学するメリットも同様に感じています。
そこの場に行って、印象的だったのは、There is no strange person in this space という言葉です。
初対面の人と会うのは、毎回緊張していくのに戸惑って中々話しづらい時もあったのですが、その言葉を見つけて(交流の場の壁に大きく描かれている)、自然と会話ができるようになりました。
そこで出会った人たちは本当にみんな優しくて楽しい人たちばかりなのでいくたびに、行って良かったなと実感しています。
Japanese societyは、日本人もいますが日本の文化をとても好きでいてくれる外国人の方も来ます。みんな日本の文化をこよなく好きでいてくれて、日本語も本当に上手な人たちばかりなので、毎回感心しています。
留学は受身の経験ではなく能動的な経験です。これは、高校留学でも同様のことが言えると思っています。
与えられた環境下でどれだけ素晴らしい留学人生を築き上げることができるのか、自分で行動し、悩んで苦難を乗り越えつつ、その中で留学の意義を自分自身で生み出していくんだなと感じます。その過程がとても楽しくて、大学留学も高校留学もして良かったなと思います!!
特に、大学留学においては、自由だからこそ残された大学生活で何を残せるか課題意識をもって最近は行動しています。
日本語教師も再開し、このブログも本来は、大学留学について書くためのものだったので、更新頻度も徐々に上げていきたいなと思っています。また、現地でのインターンも探していて、Academic Advicer(一人一人につく担当のアドバイザー)に相談したりして、どうやったらこの大学留学を有意義な時間にできるか模索中です!
家事自炊洗濯全てが自分次第
家事洗濯自炊を全て自分でやるっていうのが高校留学と大学留学の一番の相違点と言ってもいいんじゃないかと思うくらい、留学において大きな役割をなしていると思います。
(人によるかも知れませんが、私は、食事付きの寮ではなく、自分で作らなければいけないタイプだったので!)
一人暮らしなので、毎日洗濯や掃除をしなくて良いのは分かった上でも、毎晩の夕飯考えるのも大変だし、準備して片付けるのも一苦労です。最近は徐々に手を抜く方法を覚えてきたものの、家事をしているとあっという間に1日が終わって勉強しないと〜って焦る時がたまにあります。
しかし、これもいい経験だなと思います。
きっと大学留学をせずに都内の大学に通っていたら、家事に関わることなく大学人生が終わっていったと思うので、こうして自炊や洗濯をして、勉強だけではなく、生きる術も学べるのは、とてもいいことだなと感じています。
最近は、料理も楽しんで行えるようになってきました!
日本に一時帰国ができる
高校留学は日本に一時帰国は許されてなかったから辛かったけど、大学留学ではそれがなくいつでも帰れます。この心の持ちようが影響しているのか否かは分かりませんが、ホームシックにはならない気がします。
もちろん、日本食が恋しい一面もありますが、毎日自炊をして基本白米を食べ続けているので、酷いフードシックにもなりにくい気がします。
大学留学が始まってから思うのは、一回も日本に帰らず過ごしたあの高校留学の1年間って本当にすごいなと過去の自分を褒めたくなりました。笑
その点では、高校留学のが過酷な環境下にいたので、大学留学が少し自由過ぎて生ぬるい感じもします。
だけど、こうした自由な留学も楽しいのが現状で全くホームシックにならないので、心の健康面でも安定しているのと思います。
(高校留学の時は、日本の高校の文化祭に参加できなかったり、留学していた場所が田舎すぎて車がないと身動きが取れない場所にいて、日本食も手に入らなかったので。。。笑)
そういう辛い経験を高校留学で経験してきたので、この大学留学は本当に留学って言えるのかな?ってたまに思ってしまう時も正直あります。だけど、ちゃんとこの大学留学の意義を見出せるようにこれから頑張るつもりです。
最後に思うこと
いかがだったでしょうか?今回は、高校留学と大学留学についてまとめてみました。
意外と両方の留学を経験している人は、少ないんじゃないかと思い、誰かにこの体験談も届けたいなと思ってこの記事を執筆しようと考えました。
私がこの記事を通して一番伝えたいのは、2つの留学の良さがあってどちらが一概にいいとは言えないということです。ただ、自分が行きたいタイミングで留学を決意することが一番重要だと感じます。挑戦したことに後悔が生まれることは、滅多にないと思います。
自分の留学人生を振り返った時に、高校留学をして良かったなと改めて思うことがあります。あの経験があったからこそ、大学留学でのちょっとした苦難も安易に乗り越えられるし、当時15歳・16歳だった自分がたくさん経験したホームシックも今じゃ全くしません。それは、自分が成長したのか、あの経験があったからなのかわかりませんがあの時の経験は、今に強く影響していると思います。あの挑戦に後悔は一切ないです。
そして改めて思うのが、私は留学が好きだということです。留学は、自分の人生を自分の行動力次第で色とりどりに描くような白紙のキャンパスのようです。行動すればするだけ、価値観が広がるし、色んなことに経験できる素晴らしいものだと感じています。
日本で1年半のオンライン留学をしていて、その時はそれで十分私生活に満足していて、楽しかった思い出もたくさんあり、だからこそ会った出逢いもありました。しかし、現地にきてからの今の人生のが自分がより強く立派な大人になれているような気がします。
大学留学は、後残り2年半です。この先の経験を通してまた高校留学との違いを発見していくと思うので、その際はまた随時報告していきます!
最後まで読んでくださりありがとうございました。次回の記事でまたお会いしましょう!